アイデア発想法

私たちのアイデア発想法 -生活者視点から発想する新価値創造のプロセス

◆創造的思考法とイノベーション
~デザイン思考と科学、工学、芸術の融合~

 

プロジェクト開発分野は多種に分かれますが、単一の知識や専門分野だけでは、
イノベーション、つまり社会を変えるような新規開発や事業は生まれません。

例えば、新商品開発一つ取っても、
まず発想やアイデアがあり、技術的知識があり、デザインがあり、流通マーケティング戦略、知財管理も必要でしょう。
外国に販売する商品であれば、更に文化人類学的思考も必要になるかもしれません。

私たちのプロジェクト開発の基本テーマは、同類の専門知識を持ったチームによる開発ではなく、
様々な異分野の知識や発想を取り入れ、
異分野の結合や融合による新たなイノベーションを起こす新価値創造を目指すことにあります。

例えば、ものづくりの分野において「Made in Japan」ブランドの復活はどのようにして可能でしょうか。

技術革新としてのイノベーションは、技術や優れたアイデアによって起こりました。
社会は豊かになり、わたしたちも生活の中で恩恵を受けてきました。
しかし、現実に眼を向けると情報の流入過多、価値観の相違を生み出し、
また世界中に貧富の差が拡がり環境問題や貧困問題などの問題が山積みです。
社会をより良くしたいと思うのであれば、それは私たちの生活そのものに対するイノベーション、
つまり、人間主体の発想でイノベーションを起こし、社会に新たな価値 を提供創造することが必要です。

特に日本のものづくりにとって、現在、最も重要な要素は「デザイン力」です。
多くの日本企業ではデザインは過小評価され、経営戦略とは無関係で、過小評価されています。
デザイン大国の北欧、アメリカ、韓国や中国もデザインを企業経営やマーケ
ティングに取り入れ大きな成功を収め ています。

IKEA、アップル、サムスンなどの企業は優れたデザイン力をマーケティングに応用し世界市場に優位性を確立しました。
ものづくり企業は技術や効率性だけの訴求では世界では通用しないことを露呈しています。

もともと、デザインとは「計画を記号に表す」ことであり、ある問題を解決するための思考法です。
新しい機会を見つける為の問題解決プロセスとも言えます。

企業経営、新商品開発、地域創生、新規事業やスタートアップも問題点の解決から始まります。
その問題解決法の一つとして、デザイン思考を取り入れ、新たな事業展開に挑戦します。

天才アインシュタインは「もっとも偉大な科学者は、同時に偉大な芸術家でもある」と述べ、
また、「科学の偉大な成果は、直感的な知識から始まり、想像力は知識よりも重要である」とも述べています。
その思考法は「直感的に考え、論理的に自分自身を表現する」ことにありました。
芸術家や職人が開発するスキル、知識、技法、モデル、コンセプト、そして発明は、想像力を彫ることで、
新しい科学と技術を可能にします。

科学の創造には芸術的想像力が必要で、最もイノベーティブな発見には「芸術が科学の追求に価値を加える」ということ。
それこそが、私たちが求める、新価値創造のためのプロセスなのです。

 

ここでは、アイデア発想の一例を紹介しますが、

いずれも、市場導入の際のビジネスモデルがしっかり活かされている点が分かります。

 

1)アフリカで携帯電話を売るという発想 -中国企業の発想法

 

◆問題点

・電気も水道もない土地に基地局を設置のインフラ整備は大丈夫か?

・生活水準も極端に低く、平均年収は数万円…。

◆解決のためのプロセス

・生活水準の低い層に対する支払い方式の確実性をどのようにするか。

・携帯電話の価格を低価格にする必要がある。

・充電費用を抑える。

・市場は限りなく大きい。

◆解決のためのアイデアと技術

1 電波の基地局は物理回線が不要のため整備費用を削減できる。

2 プリペイド方式、クレジット方式を採用する。

3 本体を格安にするため、必要機能のみに絞る。

4 充電費用を太陽電池でまかない充電費用を格安にする。

◆市場導入と利便性の付与

・アフリカの携帯電話加入者は9億人。

移動不便な土地による、距離の問題を解決することに繋がった。

 

2)プロテニスで活躍する「ホークアイ」-ホークアイ・イノベーションズ(英)の挑戦

 

◆問題点

・プロテニスのサーブは時速200キロ超え。

・相手コートに到達する時間はわずか0.5秒。

・ライン上の判定は肉眼ではきわめて難しい。

◆解決のためのプロセス

・時速200キロは秒速55メートル。高速性に追随できる分解能を持つカメラの開発。

・超高速カメラでも角度による誤差をどう解決するか。

・ボールの軌跡確認と誰にも見やすい画像処理技術の必要性。

◆解決のためのアイデアと技術

1 超高速度撮影カメラー毎秒4000コマの撮影可能なカメラの製作。

200キロのボールを1コマ1.4センチの解像度で撮影可能に。

2 高速度カメラを会場最上段に10台設置し、360度の角度で撮影し死点を無くす。

3 カメラの画像では分かりにくい落下地点を、誰が見ても分かるようにCGで見せる。

◆市場導入方法のアイデア

・機器としての販売はしない。

・開催中だけ機器のレンタル、設置、運営、人材のサービスとして提供。

⇒販売によるメンテナンスリスクの削減と最適な対費用効果の実現。

利用側にとっても必要時のみ利用で、費用を大幅に削減できる。

 


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