◆起業や新規事業の立ち上げについて

「FailCon」というイベントを知っていますか。
起業家が失敗談を語るイベントです。

 

起業家向けのイベントやセミナーは数多いが、その多くは成功談です。

しかし、起業スタート時は、つまずきや失敗も多いはず。
最初から、失敗もなくビジネスが上手く軌道に乗ることはほとんどないはずです。

そんな、イベントの「Failcon」が2014年に日本で初開催されました。

国内外の起業家9人が登壇し、自身の苦い経験を語りました。

起業家の失敗談は、スタートアップ企業のみならず、新規事業の立ち上げやビジネスパーソンの参考になるはずです。

その一人、エクイニクスやDigg創業者のJay Adelson氏 は状況を読みきれずに破綻の危機に襲われました。

 

 

 

 

 

 

彼は、「一つの教訓で全ての状況に対応することはできない。コンテキスト(文脈)によって最良の選択は変わる。迷ったら、データを見て、市場を見て、会社の状況を見て、そのときのコンテキストが何なのかをよく知ることだ」と話しました。

起業の際は、膨大なデータ検証や綿密な事業計画書を完璧なまでに完成させようと努力します。
出資や融資を受けようとすれば、彼らの厳しい目にさらされるから、しょうがないことでもあります。

しかし、企画や計画だけに時間をとられ、結局は事業計画は徒労に終わり、実行できないという起業家志望者も多いはずです。
あるいは、企画書や事業計画書を書くことで完結してしまう、という方も多いと思います。

起業にもっとも必要なことはアクションを起こすこと。

当たり前ですが、これがなかなかできない。不安もあるだろうし、失敗を恐れて、一歩前に踏み出せないことが多い。
起業をするということは、今までの人生の転換点でもあるでしょうから、慎重にならざるを得ないのも頷けます。

そこで、これから起業しようとする決意を持った大学生の方々に、有益な図書があるので紹介しましょう。

知っている人も多いと思いますが、

エリック・リース氏の「リーンスタートアップ」

 

 

 

 

 

 

 

 

リーンスタートアップは、主にアントレプレナーや小規模企業が新規事業を展開していく上で必要な方法論を展開したものです。

もともと資金が潤沢にあるわけではない、アントレプレナーや小規模企業にとっては大きな示唆を与えてくれます。

事業展開では綿密な計画は必要ですが、初めは大きな成果を期待せず、
小さなところから展開し、そのサービスが将来成功しそうかを早期に見極め、
そのサービスでは期待が持てないと判断したら、
サービスの改良や事業内容を変更することで、事業を拡大成功に導こうとするものです。

頭を柔らかくし、柔軟に対処することで、事業の失敗を防ごうとすることです。
また、現在のように「不確実な状況」では、考えに固執せず、状況に応じで進路を変更することが必要です。

私たちは、目標を持つと、その実現に向かって計画を立て、
それは、あたかも地図を頼りに目的地にたどり着こうとする旅人のようです。

もし、目的地、つまり目的が変更になったら、地図を頼りに新たな目的地を目指す。
しかし、地図はあくまで目的地を知らせるツール(計画表とも言えます)でしかない。

どうしたら目的地へたどり着けるのか。それは、コンパスを持つこと。
コンパスがあれば地図を頼りに目的地にたどり着けるはずです。

新たな計画の目的が変更になっても、迷うことなく、その目的に向かって進んでいくことができる。
事業の計画変更は誤りではなく、新たな成功を期待できる考えだとすれば、何も落胆することもなく事業の成功に向かって慢心すべきです。
それが、起業家の心意気であり、新規事業を成功に導くものだと思います。

自分たちのアイデアや開発しようとする製品やサービスが、
社会で本当に、求められているものなのかわからないという不安を抱いている皆様には、是非、一読して欲しい本です。
数ある起業家や新規事業向けの本の中でも、秀逸な内容の本だと思います。

心理学に「アトリビューション・バイアス」というものがあります。
経営者に当てはめれば、会社が成功すれば自分のおかげ、失敗すれば外部環境のせい。
他社が成功すれば、運や外部環境のおかげ、失敗すると経営者のせいと思う、ことです。

失敗を恐れず、事故に責任を持つという意識や志が、前に進む勇気を与えてくれると思います。

Written S.M

 

◆総務省が募集する助成事業「異能ベーション」

 

総務省がITC(情報通信)分野で、「大いなる可能性がある、奇想天外で野心的なICT技術課題に挑戦する個人」を発掘、育成する助成事業「異能ベーション(イノベーション?)」を2014年から開催しています。[続きを読む]